シッタカブリオーネ

虚言・妄言・支離滅裂

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【秋雨と微睡みと】

冷たい雨の音で目が覚めた。
微睡みの中、もう夏は跡形もなく過ぎ去っていったのだと、今更ながらに実感した。
愚鈍な自分が気付くのは、いつも、終わってしまってからだ。
そういえば、今年は花火を一度も見なかった。
そういえば、かき氷も食べない夏なんて初めてかもしれない。
そういえば、今日はバイトで、もしかしないでも勤務開始時刻は軽く一時間ほど過ぎている気がする。
きっと気のせいに違いない。
そんな初秋の憂鬱。

今日も一日、一所懸命謝ります。
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  1. 2007/09/30(日) 13:36:44|
  2. 日常
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【人間疎外】

今日も今日とてバイトな日常。
とてつもないダメ妄想と眠気をそっとなぎ倒しながら、職場である図書館へと自転車を走らせる。
信号待ちをしている間、目の前を走り去っていく車を眺めては、ああいうまともで普通な未来は自分の延長線上にはないんだろうなあ、とか思う。
ふと視線を逸らすと、古ぼけた工場の建物の陰で、親方風のオッサンと根は真面目そうな若者が煙草を吸いながら談笑しているのが見えた。
なんとなく、それはそれで羨ましく感じる。

自分が何かを間違えたつもりはないけれど、どうしてこんなところにいるのだろうと、ぼんやり考えてしまう。
間違えはなかった、でもきっと、正しい何かも選べなかったんじゃないのか。
信号が変わったので走り出す。
それでもとりあえず、今日は仕事をしなくてはならない。
誰かに迷惑をかけるのはいけないことだから。
感覚を切り替えて、気持ちを少しハイにしてペダルを漕ぐ。
次第に息は上がり、身体が目を覚ましていくのを感じる。
よし、今日も一日ある程度頑張ろう。
やがて図書館に到着。
そこに一枚の看板。

┌──────────┐
│図書館は本日休館です│
└──────────┘


コンビニでファミ通立ち読みして、帰宅しました。
ドちくしょう!!!
  1. 2007/09/28(金) 12:17:34|
  2. 日常
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【椅子まみれ】

午前中、宅配便が届いた。
何の前触れもなく、母から送られてきた座椅子だった。
電話で確認してみると、どうも誕生日プレゼントのつもりらしい。
あの、母上様、僕の誕生日って2ヶ月ほど前なんですけど。

まあ、それは良いとしても、この座椅子の置き場に困った。
何せ六畳しかないアパートに、この座椅子を含めるとイスが5つほどになるわけで。
そのうちの一つ、何となくで買ってしまったロッキングチェアはベランダに雨ざらしだし、似たような座椅子は既にロフトの上で廃棄を待たれている状態。

しかし、使わねーよと送り返すには重すぎる好意だし、さてはて、いったいどうしたものだろう。
昔テレビで見た『座ると必ず死ぬ椅子』よろしく、天井にぶら下げてみようか。
暮らしに常に危機感を覚えさせる、前衛的なインテリアとして。
やはり、癒されてばかりじゃダメなんですよと、インテリア業界に一石を投じr却下。

ああ、母上様、大変申し上げにくいんだけど、できることなら価値交換する前の紙を送ってください。
なんてことを言える勇気を、神様どうかお授けください。
アーメン。
  1. 2007/09/26(水) 22:10:14|
  2. 日常
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『忠犬八号起動試験中』


「ごめんごめん、待った?」
「ああ、待ったよ。三時間程度」
「あっはっは、チョーウケるー」
「何が、可笑しいのかな」
「あ、あれ?変だな。今時の若者相手なら、何でもウケるって言っとけば八割方うまくいくって、教わったんだけど」
「じゃあ今回は残りの二割のケースだったんだろ」
「あっはっは、マジウケるー」
「…………」
「ごめん」
「まあ、いいけど」
「しかしキミの人の良さはかなりのものだよね。まったく、頭が下がらないよ」
「下げればいいと思う」
「忠犬ハチ公もビックリだね。ビックリ人間大賞だよ。この既知外」
「お前は褒めたいのか、貶したいのか」
「遊びたいのっ」
「だよねー……、俺もう帰るわ」
「えー」
「何なんだよ、いったい!急に大事な用があるからって呼び出しといて、思いっきり遅刻するわ反省の色はないわ。遊びたいだって?お前は一人、脳内で遊んでろ!」
「待って待って、ごめんってば。……Stay!Sit down please!Please,ハチ!」
「ハチって呼ぶな、このタワケ!」
「まあまあ、何だかんだ言って待ってくれる、優しい友人だよ、キミは」
「お前、いつかホントに友達無くすからな」
「あっはっは、ウケるー。つうかいっそ笑えなーい」
「……で、これからどうするわけ」
「まあ立ち話もなんだし、どこか座れるとこに行こうか」
「うーん、こんな時間に飲み屋もなんだし……、この辺って何かあるか?」
「あ、焼鳥屋」
「焼鳥?」
「でもなー、どうしよう。ほらキミってさ、ヤキトリを串ごと食うタイプでしょ?」
「いやいやいや。勝手なキャラ付けすんな」
「まあ、人間になったの最近だし、仕方ないとは思うけど」
「俺はハチじゃねえ!」
「ホントはね、今日は博物館に行こうかと思ってたの。ほら、前に話したことあったじゃん」
「ああ、チケットが手に入らないとか言ってたやつ?」
「そうそう。でも今の世の中ネットで大体手に入るからね」
「転売屋から買ったのか」
「ヤフオクで、期限が切れそうなのを投げ売りしててさ。二百円で買ったよ」
「安っ」
「ほら、ケータイで検索してみな、四・五・八枚は投げ売られてるから」
「いや、つうか何その数え方?」
「普通でしょ?あ、じゃあさ、ちょっと1から数を数えてみてよ」
「はあ?……1・2・3・4・5」
「オヤジ、今何刻だい」
「十八時七分」
「8・9・10・11……、ね?」
「ね、じゃねえよ」
「まあ、そんなわけでチケットを手に入れたまでは良いんだけどさ」
「流すなコラ」
「でもほら、博物館とかって正直、他人となんか行きたくないじゃん」
「……あ?」
「そんなこんなで今日一人で行ってきたから。感想、聞きたい?」
「待って。……もしかして、今日お前が凄まじく遅刻した理由って、それ?」
「どれ?」
「死ね」
「待て」
「お前、本当に、いい加減にしろよ」
「わかってるよ、でも、いい加減がわからないの」
「…………」
「……まあ、それは良いとしよう」
「……あー、そういや、そもそも何が置いてある博物館に行ってきたんだ?」
「うんとね、剥製」
「剥製?」
「そう。上野の国立科学博物館の剥製とか、目黒の寄生虫館の剥製とか」
「待て。それは、いわゆるミニチュア……、でもミニチュアにするにしても、なんだその選択」
「えー、ミニチュアじゃないよ剥製だよ。もう今にも動き出しそうな感じで、生き生きしてたし」
「そもそもその建築物共は生きてないし、動かねえよ」
「うーん、じゃあ何だったんだろ。もしかして幻覚?」
「お前が言うと、笑えねえ」
「あ、もうこんな時間。ごめん、今日七時からバイトなんだ。そろそろ帰るね」
「はああああ!?」
「仕方ないじゃん、仕事なんだから。寂しいのはわかるけどさ。まあ、待ちたければ待っててもいいけど、五時間ほど」
「ふざけるな」
「現代に甦ったハチ公とは、まさにキミのことだね、まったく」
「もう、いいから、消えてくれ」
「じゃあ、バイバイ」
「待て、なんだその変な顔」
「え、ヒョットコの真似。言っとくけど、監督とか阪神とか全然関係ないよ?」
「聞いてねえ。いっそお前は、竈に突っ込んで燃え尽きればいいと思う」
「あっはっは、スゴいウケるー」
「……」
「……帰れ」
「お前が言うな!」


"大ハチ公雑文祭"参加作品
  1. 2007/09/25(火) 03:22:27|
  2. 雑文祭参加作品
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【採集?】

お昼に公園で、虫取り網片手に連れ歩く二人組の少女を見かけた。
蝉はもういないので、コオロギとかその辺が狙いか、と思ったらどうもおかしい。
片方の少女が網を振り下ろした、鳩に対して。
何度も、追いかけては振り下ろしている。

……鳥類採集?
  1. 2007/09/16(日) 13:45:44|
  2. 日常
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【嫌悪感丸出し】

ふと、パトレイバーが、見る者に与える心理的影響を考慮して設計された機械だというならば、
むしろアブラムの形を模した造りにするのが一番ではないか、などと思った。

滅茶苦茶怖い、怖すぎるぞアルフォンス(ゴキ型)。
  1. 2007/09/16(日) 03:01:59|
  2. 日常
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【アブラム】

ワタクシ、22歳にして初めて自室でアブラムを目撃しました。
ちゃんと殺しましたけど、聞くところによるとアブラムって、一匹目撃するとすでに室内には何十倍いるってことらしいじゃないですか。

いやあああああああ……。

もう僕、実家に帰りたい。
一匹見ただけなのに、もうこの部屋に安らぎは存在しないわけですよ……。


駄目だ、今日は眠れそうにない。
そういえば、アブラム殺したのも生まれて初めてだな……。
もう、なんか、もう……。
  1. 2007/09/16(日) 02:10:42|
  2. 日常
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【扇風機】

もはやちょっと季節外れだけど、扇風機を購入してみた。
昔、羽の周りのカバーはない方が格好良いんじゃないかと思っていたが、親に叱られるのが面倒なのでやらないでいたのを思い出した。

そんなわけで、本体にカバーは付けず羽だけ取り付けてみた。
うーん、やっぱりこっちの方がデザイン的に良いなあ、などと思う。

しかしまあ、ここで見識のある普通の大人ならカバーの意義というものを考えて、もう一度カバーを付けた形で組み立て直すんだろうな。
怪我とか、する前に。


ええ、ええ。
怪我をしましたよ僕は。
夜中に間合いを見誤って、痛い思いをしましたよ。

それでもカバーは付けません。
扇風機からは爽やかな風。
血のにおいと一緒に。
  1. 2007/09/12(水) 19:49:53|
  2. 日常
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“ねじれ”

この、いやにねじれた感情は
僕の醜い腐敗した処から生まれているので
君に見せることなどできないのです

それは、やがて枯れゆく花なので
けれど、その香りは君の横顔に似ているので
僕には握り潰すことが
どうしてもできないのです


そうしていつか枯れる花は
小さな種を心に落として
季節が巡るたびに
芽吹き、絡まり、咲き誇り
きっといつまでも、僕を悩ませ続けるのです

でもそれは
僕の望んだ呪いです

君にはずっと、秘密です
  1. 2007/09/08(土) 02:08:28|
  2. 妄言
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“夢”

夢の中で僕は
現実の自分のことをすっかり忘れていて
ただ、遠い景色のように霞んだ過去に
なぜだかわからない罪悪感を抱いていた

「生まれてきたくなんて、なかったんだ」

目の前には、誰だかわからない女の子が立っていて
彼女は微笑んだまま、「早く行こう」と言った

いったいどうして?
僕はどこにも行かないまま、消えてしまいたいのに


目が覚めて、数秒後に、そんなことを思い出した
おめでとう
君は消えて、また僕は、僕になってしまった

でも僕は、きっと平気だ
あの夢の中の僕よりは、世界に絶望していないから
  1. 2007/09/07(金) 01:12:15|
  2. 妄言
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