シッタカブリオーネ

虚言・妄言・支離滅裂

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“ギルガメッシュの日誌 3”

例の冒険者たちは、いささか興奮した面持ちで店内に入ってきた。

「やっぱすげぇよ、あのマーフィーさん…!」

「うん、アイツと戦いさえすれば、多分速攻強くなれるよ、きっと!」

「マーフィーさん最高!」

「マーフィーさんに乾杯!!」


どうやら彼らは迷宮内で、マーフィーズゴーストの出現場所を探り当てたようだ。
冒険初心者にとっては確かに、あの魔物は倒し甲斐がある。
非力なくせに経験値は高く、そして奴は底なしに出現してくる。

だが、しかし……。


―――


次に冒険者たちが店に顔を見せたとき、彼らの頭数はおよそ半数にまで減っていた。

おそらくマーフィーの回避率の高さ、1Fにしては脅威の打たれ強さ、そして自分たちの慢心にしてやられたのだろう。

「5750G……」

「5750Gは何処だ……」

「ごせんななひゃくゴールドォォォっ……!」

彼らの全装備を見積もっても、精々800G。
仲間を蘇生させるために必要な資金であろう、5750Gには遠く及ばない。

血走った眼と馬小屋のにおいが、あたかも彼らをこそ魔物のように見させて、
いっそ哀れだ。

「お前か、お前が5750Gかぁぁぁ!」

わ、私に触れるな!この汚らしい亡者共めがッ!

あ、バカ、ほんとやめろって!
私は偉大なる語り手、って話を聞けッ!
私の財布に手を触れるな、このボケ!!
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  1. 2007/07/31(火) 02:59:18|
  2. リルガミン
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